NutubeエフェクターNT-01完成!

Nutubeをゲットしてからあれやこれやと作るモノを考えていると「Nutubeで作る自作エフェクター・コンテスト」なるイベントがあったので応募してみた(2017/02/05追記:優秀賞をいただきました)(2017/02/27追追記:授賞式の模様がKORG / Nutube BUILDER SUMMITイベント・レポートとして上がっています。実際に音が聴けます。人間椅子の和嶋さんに弾いてもらえてとても光栄です。性能を最大限に引き出してもらっています!!)。

これが、今回製作したNT-01(Nutube Tremolo 01)。真空管のBIASを揺らして音を揺らすという、かつての真空管アンプでとられていた方式をNutubeで再現している。Nutube自身、原理的に光を発するけど、BIASを揺らすとこの光も揺れる。つまり、音の揺れ具合(揺れの速さと深さ)を小窓から見えるNutubeの光で確認することができる。これは、従来の真空管では実現できないことで、本機の最大の特徴となる。

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Nutube自体、初めてのデバイスなので試行錯誤が必要なるであろうということで、まずはブレッドボードで組んでみることにする。前回の記事では、そのためにBSch3Vの回路図部品とアダプターを作ったが、今回は実際に設計した回路をもとにブレッドボードに組んでみる。

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Nutubeは表示デバイスでもあるので、トレモロの効き具合を目で確認できる。

回路的には、昔の真空管アンプで採用されていたようなBIASを揺らすことでトレモロ効果を得るような構成になっている。Nutubeは2素子入っているのでもう1つでオシレータをつくろうと試行錯誤したが、増幅率が足らないため思うように発振せず断念。発振する原理は同じだが1石トランジスタのオシレータと置き換えることにした。余ったもう1つのNutubeは単なる増幅器として使うのもつまらないので、FETで2倍に増幅したものを入れることで音に活力を与えている。このあたりの調整はGAINで調整できる。音の通るコンデンサは、年配のオーディオマニアの方にいただいた積層フィルムコンデンサを使わせてもらった。30年以上は前の部品だと思う。

試作によっていろいろな素子の値を調整してまずまずの結果となったのでケースに入れることにする。基板は2枚使用し、1枚は可変抵抗器のついたメイン部分と、Nutube接続用と電源部のサブ部分(でもこちらの方が大きい)に分かれる。

当初、可変抵抗器は基板直付け用じゃないものを想定してたのだが、ケースがあまりにも小さすぎて横一列に並ばないことから、急遽直付け用を取り寄せ、折角なのでそのまま他の部品も配置することにした。フォーンジャックと干渉するので背の高い部品を配置できる場所が限られるのが痛いところだが、難なく収まった。

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フットスイッチは配線が下の基板と干渉するので熱収縮チューブとテープでコンパクトにまとめている。

Nutubeは、当初基板に直付けの予定だったが、試作段階でマイクロフォニックがかなり気になったのでクッションでぐるぐる巻きにしてトレモロの動作確認の窓部分はウレタンのクッションの抜け殻(機器の足などに使用するマーブル状のものの抜いたあと)を切り取って貼り付けて表から見えるようにした。KORGサイトの使用ガイドに従って、手持ちの中で一番柔らかいケーブルで配線した。

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結果的には、ほとんどの部品はメイン側に移したのでサブ基板はガラガラとなった。006P電池を入れるスペースもなくなったので外部電源仕様となった。ちなみに9Vでも動作することは確認済み。リチウムポリマー+DC-DCでも動作確認済みだが、充電のしくみまで用意するのが面倒になり不採用になった。消費電流は40mA程度だが、ほとんどはNutubeのフィラメントなので、電池仕様とするならフィラメントを直列接続にすれば半分程度になると思う。200-300mAhのリチウムポリマーなら充電回路共々内蔵可能なので、数時間は使えると思う。以前、12AX7で真空管ディストーションを製作したことがあるが、電池での運用は考えられなかったので、これは大きな進化だと思う。

ケースは、大昔の通信機器のケースを流用している。その制約上、基板の位置、DCジャックや入出力ジャックの位置が固定されてしまうのだが、手頃な大きさで数も結構あったので私の作品にはよく使用している。パネルデザインは以前作成したFM音源と統一したものとし、イラストレータで作図、紙に印刷、アクリル板ではさむという製作工程で完成となる。エフェクターなので、足で踏むことを考えるとアクリル板はどうなのかと思ったが、基本的には足で踏むのはフットスイッチなので、そんなに傷にはならないんじゃないかと楽観視している。傷がついたところで音には何の問題もないのでよしとする。

リバーブと一緒に使うと懐かしさ満載のサウンドが実現できそう!ひずみ満載の真空管ディストーションもいいけど、トレモロのかかったゆったりとしたサウンドもいいんじゃないかな。それともスピードMAXで破壊的サウンドにする?

実際の音をお聞きになりたい方は次の動画(8:12あたりから紹介されています)をどうぞ!

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